もしも探偵版24があったら
探偵の仕事は、勤務先ないしは自分で定めた営業時間がないかぎり、24時間365日稼働日となる可能性があります。
休みはまったくとれないわけではないですが「依頼のない日が休み」であり契約状況によっては何日にも及ぶ連勤や何十時間にも及ぶ拘束時間が続きます。
調査員としてはいつの時間帯も緊張感が抜けず、この間隔は24のようなリアルタイムサスペンスを彷彿とさせます。
しかし探偵版の24があったとしたら、調査対象を尾行するときや結果を突きつけるときは急展開で話が進みますが、張り込みが続いたら時間の進みが遅く見えてしまいそうです。
探偵の相談業務は心理戦
探偵業のリスクは、どんなにまっとうな業者でも法律違反に加担するリスクがあることです。
依頼者の希望する調査内容が違法なものだったり、違法だと知りながら隠して調査依頼をする可能性を見越して、長年の経験から口頭で話すものと異なる本当に調査させたい内容を見極めてはいます。
しかし依頼者の中にも嘘や演技の天才はいるもので、暴力団や怪しげな宗教団体に関わっている人、有名人の幼馴染を装って住所特定を希望するファンなどが潜んでいないか常に緊張感を持ちつつ、まともな相談者にとってはメンタル面でサポートしていけるパートナーであろうと日々努力しています。
心理的な駆け引きに探偵が絡んだら
心理学を利用した男女の駆け引きを描いた短編小説を読みました。
女性の方は気になる男の気をひくために、その相手の趣味や嗜好などとことん調べつくして、時には捨てた書籍を拾い上げもした。
その一部が心理学の本だったから、女性もその本を読んで心理学を猛勉強。
そうして作り上げた女性像は、面識のある異性の多くが気になるけれどなかなか口説き落とせない、高嶺の花。
気になる男は結婚したけれど、それでも奥さんの人物像を考えたら「高嶺の花へのちょっかい出しくらいはするだろう」と思えた。
時が流れて男が女を家に送り、そのまま家に泊めるときがきた。
男から切り出したのだけど、女がお願いした口実は「実はストーカーの目線を感じてる」
その目線についての描写説明は、男の妻も言っていたものと同じ。
だから男は共通のものを感じて守りたくなるのだろう。
怖かったのがそのストーカーは女が男の妻にやっていたものだ。
男が共通項や守りたいって思いを作り出すためにわざわざストーキングしていた。
そして泊まった家で男がみたものは、どれもこれも見覚えあるものだった。
それもそのはず、捨てた書籍を女が拾い上げたのだから。
どちらもお互いに知られず心理学を勉強したもの同士だ。
もしいずれかがばれていたら、ストーカー調査や浮気調査の出番かもしれない。
探偵に相談してスッキリしました
夫の浮気が不安になって1年が過ぎようとしていたころ、ネットで「夫 浮気」「浮気 シグナル」「浮気 不安」など自分の心配事や心情にかかわることを検索するようになりました。
まるで検索エンジンに自分の気持ちをぶつけているようです。
そしたら心理カウンセラーだけでなく、探偵事務所のサイトを通じても検索エンジンは行動のヒントをくれました。
探偵は事前の相談を無料で承っていて、調査契約が成立した時に初めて課金となるのです。
相談を無料とするわけは、調査ほどの経費がかからないこと、そして自分で取れる行為を通じて解決するなら探偵としてもうれしいからです。
勇気を出して相談してみると親身になってきいてくださり、助言に沿って行動したらスッキリしました。
もし何かの調査が必要になったり、それが自分でできないことだったら探偵にお願いしようと思います。
テレビ番組で夢見ていた感動の再会
人探しと再会を支援する番組「嗚呼!バラ色の珍生」を見て育った私は、学生時代にあこがれていたクラスメイトともいつか再会して感動を味わいたいと思っていました。
引っ越していく同級生も仲のいい子には住所を教えたりします。
時々、友達に新しい住所を話してるのを聞き取って、いつか自分の足で出向こうと思ってました。
中学生にもなると隣の県に引っ越したクラスメイトの住所までは行けるようになりましたが、高校生・大学生となっていくにつれてSNSも普及していき、出身校のコミュニティなどで連絡が取れるようになりました。
バラ色の珍生で夢見ていた直接の再会ではないにしても、それまで実生活とは別の付き合いで使っていたインターネットで旧友との再会ができてやはり感動です。