一般家庭からお寺へ嫁ぐ時に知っておくべきこと
探偵は時に結婚相談とも被る相談を受けることがあります。
その一例が宗教・信仰に関わることです。
結婚調査でなくとも、結婚したい相手がお寺の息子でゆくゆくは後を継ぐべき身分である場合に気になることをあげてみました。
●一般家庭の女性が受け入れられるのか?
新興宗教であれば同じ信仰を持つ人同士の結婚が無難ではありますが、古来から有る宗教であれば信仰のない方、または異なる信仰の人同士の結婚も比較的珍しくなくなっています。
今回取り上げる非仏教家庭からお寺への嫁入りも現代ではよくあることです。
寺院の規模や各家庭の考え方にもよりますが、小さな寺院や近代的な考え方も持ち合わせているところでは嫁に来てくれるだけでありがたいと思われ、嫁入りの準備もお寺側でしてくれることがあるようです。
また、一般家庭の人はお寺について何も知らないことを承知で一から教えてもらえるので、その寺院に貢献する気持ちさえあれば結果は後からついてきます。
●お寺の奥さんの仕事とは?
一般企業でいう秘書のような位置づけで、主に電話対応やスケジュール調整を行います。
結婚したら夫はもちろんですが、息子が生まれて住職に就いたら彼らの秘書とも言えますね。
ちなみに住職であれば髪を剃るのかも気にされる方がいるようですが、宗派によっては剃る義務がなく、舞台作品「ブルームーン」の主人公も浄土真宗の家庭のため有髪が認められています。
●一般企業と掛けもちするの?
出会いが職場で、付き合っていくうちにお寺の家庭だと知ったことで気になるようです。
中には住職だけでは生活が苦しくて兼業される方もいますし、逆に他の仕事をしたいけど実家のために休日にお手伝いする方も。
筆者の学生時代にも、住職を掛けもっている先生がいました。
●嫁入りしたら覚悟すべきことは?
まとまった休みが取れないことでしょうか。
いつ檀家から電話が入るかわからないために、常に寺院に誰かがいないといけません。
遠くの国外旅行が大好きな方には覚悟が要ることで在ると同時に、いつか自分の後継者を迎える時の夢が長期間の旅行でもあるようです。
寺院に限らずとも実家の家業を継ぐべき身分の人と結婚を考えたとき、その業界の事情や覚悟すべきこと、そしてお互いの気持ちを確認した上で幸せな結婚ができるよう応援しています。